Yuko's ブログ

 

色々なパターンのご質問やご相談を受けるのですが、
その中でも「出産」「育児」「赤ちゃん」 に関するものは群を抜いて多いので、
「いつかは記事にまとめよう」と心に誓ってから早10年(長!)


単に日々の作業に埋没し過ぎて後回しにしてきただけなのですが、
いいように解釈すると、うちの子も10歳になり、
山の八合目まで来たからこそ、その紆余曲折が書けるのかも… という事で、
私の出産、育児経験をまとめてみたいと思います!


毎度言いますが、 私の話は私の個人的な経験と個人的な見解の塊です。
接頭語に「ふ~ん、この人はそう思ったんだな~」 をつけて読んでくださいね。
というより、私の育児は結構まっとうな道を外れてるので
そのまま無邪気にマネすると 実家、舅、姑から危ない嫁扱いをされる可能性がありますよ(^^;)

***********************


妊娠したのが分かってから「赤ちゃん」について諸々考えてみました。
妊娠中ってどんなものを食べて、
どんなものを避けるべきなの?
赤ちゃんの環境として望ましいのは?
産む場所はどこにする?
特に「アトピー」について考えた訳ではなかったけど、

「子供が健やかに育つにはどうしたらいいか…」という
一番大きな枠を念頭に置いて考えたり調べたりしました。

もちろんその頃は自然食品店を経営し、 かなりオーガニックな生活をしていたので
調味料とか、砂糖とか、洗剤とか、 そんな生活のベースから見直す必要はなかったのですが、
さすがに一人の人間をまさに「産み出す」訳なので、 改めてアンテナを張り直して情報を集めました。
私がラッキーだったのは、 うちのお店でお買い物して下さる“お客様達”という大先輩から どんどん情報を頂けた事。
本当に有難かったです。
基本的な食事の部分は 妊娠中も動物性たんぱく質は摂らず、
白砂糖は極力摂らない、 もともとお酒が飲めないのでアルコールはなし。
と、全くいつもと変わらずでした。

妊娠しているのだから
タンパク質をたくさん食べなければいけないという説もありますが、
無理して食べると腸内環境が乱れてしまい 体に負担がかかると思っていたので、
あえて普段通りの食事をしていました。

産院は、 大手の病院での出産がどうなのかを調べると 全く私の好みではなかったので、
助産院で出産しようと思ったら 高齢出産&初産は助産院では受けてもらえない との事で断られてしまいました。

結局、愛知県の「吉村医院」という妊婦が薪割りをしながら
産気付くのを待つという自然なお産をさせてくれる病院を見つけ
妊娠5か月目くらいの時から愛知県に通いました。


出産は私が吉村先生の言う事を聞かず 毎日の散歩や運動をしなかった為か
子宮口にシコリが出来てしまい超難産
クリスマスイブの朝に破水したのに
生まれたのは、12月27日。
本当に人生であんなに痛い思いをした事ないってくらい
苦しい足掛け4日を味わいました。
※今妊婦の方はとにかくよく歩いて筋肉を柔らかくしておいて下さいね!

普通の病院だったら破水してから24時間経ったら帝王切開になるのですが、
待ってくれるのが自然分娩派のいいところ。

でも、もちろん単なる放置や、何が何でも自然分娩で!
という感じではなく、
細かく赤ちゃんの状態をチェックして、
このまま自然に任せられるかのジャッジをして下さっていたので
その点は安心して過ごす事ができました。
(※この出産の話だけでも色々と書きたいことはあるのですが、
長くなるので割愛しますね。)

吉村医院での出産は本当に素晴らしかったです。
ほの暗い和室で自由な体勢で分娩でき、
産んだらすぐに一緒にそのまま仮眠。
新生児室ではなく母子同室。
赤ちゃんのペースと私のペースを1週間かけて
徐々に近づけていってくれました。

もちろん産湯には脱塩素剤「湯まいるど」を入れてもらい、
沐浴の時も病院の方から石鹸なしで…と言って下さったので、
その点もクリア。

新生児へのビタミンKについては、
私としては「少し嫌かも」と思っていたのですが、
同じベクトルの吉村先生が、
私なんかの及びもつかない知識、経験の中で
「新生児にビタミンKを与える」と選択されてるなら、
もう私の出る幕ではないかなとそこは素直に従いました。

母乳に関しては、完全母乳を目指して、1歳7ヵ月?9ヵ月?
どっちだか忘れちゃいましたが母乳一本でやりきりました。

オムツは当然布オムツでしょ?と言われるのですが、
いやいや、吉村医院を退院したらすぐに紙オムツにしました。
自分の性格と、体力上
「絶対の絶対に布オムツだったら生活できない!」
と出産前から思ってました。

そりゃ~ 理想は絶対に布オムツでしたよ~
紙オムツのリスクも知っていましたし、
「布オムツの子は優しい子に育つ」という
オーガニック仲間からの噂も聞いていました。

でも、でも、でも、私には絶対に無理~(^^;)
一日に何枚も出る使用済の布オムツを洗って干す。。。
おしっこだけならまだしも、
ウ〇コの時だってある訳だし、
それを、洗って干して、洗って干して。。。

今、考えてもやっぱり私には無理ですね~
という訳で潔くそこは敗北を認め
決してオーガニックでもエコでもないけど
「紙オムツ」に頼り切りました。

出産すると一か月目から「検診」があります。
調べてみると、1か月、3~4か月、6~7か月、
9~10か月、12か月と何度も検診があるのですね。

なぜ、調べてやっと知ったかというと、
私が検診に行ったのは生後一か月目の検診のみだからです。

なぜ1か月検診しか受けなかったのかというと、
「普通の検診に行ったら私のやりたい育児と
違うことを推奨されそう」だったから。

1か月目の検診は関西から東京に戻る途中、
名古屋で降りて吉村医院に行って検診を受けたので
やっぱり何も言われませんでした。

その後は検診の時期がきても「行かない」だけ。
別に “検診” という制度に文句があるわけではないので、
自分から行かないことを表明したり…
ということはしませんでした。

ずっと行ってなかったので、途中で2度ほど心配してくださった
お役所の方からお電話を頂きました。
多分、検診に行かない親の中には虐待をしている事を
知られたくなくて連れて行かない親がいるからでしょう。

なので、お電話下さった方には心からお礼を言って、
「検診に行かない私が言うのもなんですが、
これからも怪しい家庭には厳しいチェックをお願いします」
とまでお門違いのお願いまでして電話を切った記憶があります。
(※あれから10年、ますます虐待事件が増えているので、
多分今はもっとチェックが厳しくなっているでしょうね。
有難い事です。。。)

「検診には連れて行かない」
でも、ほったらかしてる訳ではないのです。
もちろん毎日眼圧が上がるほどわが子の健康状態を観察しています。
そこはほかのお母さん達と変わりはありません。
***********************

②につづく・・・