輪屋てんやわんや

随分ブログをご無沙汰してしまいました。
赤ちゃんの寝ている隙をぬって何度か書きかけたんですが、どうも集中できなくて、
いつも途中でやめてしまっていました。
他のお母さん達はどうしてるんでしょうか?
年の近い私たち兄弟3人を育てた母に「神業だね?」と言ったら、「あなたが出来なさすぎるのよっ」とはき捨てられました。

なーんて、お店のことはあやっぺとあいちゃん、家のことはテッシーに任せっぱなしにして、私は育児だけに専念させてもらうという、夢のような生活を送らせてもらっていたにも関わらず、なんとなんと!顔面神経麻痺になってしまいました。

顔面神経麻痺…。それはなってみてビックリ。本当に顔が半分だけ動かないんです!

朝起きて、いつもと同じ生活をしていて、昼ごろになってふと気がつくと、
「笑いにくい…」
「???」と思いながらお昼ごはんを食べはじめてみると、なんと!「食べにくい」!!!
お味噌汁も吸えないし、口の端からご飯がポロポロこぼれちゃうし。
よくよく観察してみると、眉毛の上げ下げも出来ないし、まばたきもほとんど出来てないんです。

「これはどういうこと?」とボー然とする私の横でテッシーがカタカタカタカタとネットで調べてくれたところによると、それは“顔面神経麻痺”であり、耳鼻科の管轄だということでした。
顔面神経麻痺で耳鼻科っていうのもおかしな感じがしたのですが、脳神経外科の先生より優しい先生がいそうだなーと思って耳鼻科に行くことにしました。
でも、普通の耳鼻科に行ったらどんな治療をされるか分からないので、そこからまた耳鼻科を調べて、漢方も扱っている耳鼻科を探し当て、そこに行くことにしました。

原因は、63時間かかった出産の疲れと、産後の疲れがたまりにたまって“気”と“血液”が足りなくなったことと、その流れが悪くなったことのようで、耳鼻科の先生には、入院してステロイド治療を受けるのが西洋医学では常道だと言われたのですが、入院もステロイド治療もいやだと強く主張したら、万策を尽くしてくださって、漢方薬とホメオパシーと鍼で治す方向に方向転換してくださいました。

しかし、顔半分が笑えなくなって初めて、いかに私が笑って生きてきたかが分かりました。
“笑う”ことですべての自分の欠点を棚に上げ、先送りにし、なかったことにしてきたんですよね。人間関係も仕事も、笑顔でごまかし、つくろって、うやむやにして何とかやってきたのに…。
?????そう言えば、かよわい赤ちゃんの武器は、笑顔だけだって聞いたことがある…。ってことは38年も生きてきたのに、私は他の武器を作れなかったってこと???
オーノーッ!!!