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タヒチアンノニジュース製法
 
モリンダ社から教育・認定を受けたタヒチの現地の方が、完熟した実を手で摘みます。摘む方たちのことをピッカーと言います。完全にフェアトレードですのでピッカーの方たちの報酬は日本と変わりません。タヒチの物価も東京並みです。フェアトレードが実現すると本来はこれくらいその国が潤うものです。私達、自然食の業界ではフェアトレードという言葉は昔からよく使われていますが、このような本当の意味でのフェアトレードが実現している国を見たことがありません。
もっと多くの国でこのようなことが起これば良いなと思います。
 
できるんですから!
 
 
ノニは雑草です。そう、ノニは雑草なんです。そこには希少価値も何もありません。本来、誰でもが手に取り、利用できるものです。暑い南の島であれば、大概のところに生えています。
 
沖縄などにもありますが、タヒチのものとは大きく違いがあります。
 
まず、実を成らす回数です。タヒチのノニは年に4~6回!!普通は年に1回でしょ?それが年に4~6回です。また発芽してから9ヶ月で実を成らせるほど繁殖力が強いのです。
 
まず、タヒチの気候風土がノニに合っているのです。
 
タヒチには何千年前からあるノニ林がたくさんあります。放っておいても嫌というほど実を成らせてしまうんですね。栽培なんてしないです。まさに地球からの贈り物として湧いてくるのです。
 
もう一つは、タヒチが元々、海底火山が隆起してできた島だということもありますね。深層海洋水が微量栄養素の宝庫だということはよく知られていますが、その深層海洋水ごと上がってきているわけですから、その土壌で育つ植物の栄養状態は察しが付きますね。
雑草ですから、実をつけてもらうためにあれやこれやする必要はありません。農薬を使うことも化学肥料を使うこともありません。薬漬けの不健康野菜や果物とはまったく別のものなのです。
 
 
採った身は丸ごと発酵させます。恐ろしく臭いそうですな~~
 
本によると、現地の人は発酵させる時に日向に置いたらしい。普通、日向においたらダメだよね。
 
ところが、ノニは日向発酵。まー、どうやっても腐敗できないヒトらしいです、ノニは。
 
普通の果物は糖分が多いのでアルコール発酵してしまいますが、ノニは糖分が少ないのでアルコール発酵もしません。なんだか、ストイックで真面目なやつだとは思いませんか?
 
 
発酵したものを丸ごとピューレにします。皮は剥きません。世の中に出回っているほとんどのノニジュースは丸ごとピューレにはしていません。種だけを外しますが、種からはオイルをとります。このオイルもすごいのですが、それはまた別で紹介します。
 
もちろんピューレも臭いのでしょうが、なんと!!ピューレだけも入手できるんです。ちなみに私は、このピューレとマキシドイドを7対3位で混ぜて飲んでいます。
 
そして、低温殺菌後にパッキングされて空輸されます。日本で飲んでいるノニジュースはこのピューレが89%、のこり11%にグレープとブルーベリーで飲みやすく調整されています。
 
低温殺菌すると酵素がほとんど死んでしまいます。残念ながら、法律上の問題で、どうしてもこの工程が必要になります。ノニの生ピューレはタヒチに行けば飲める(試飲)ようですので、その日が楽しみです。
 
低温殺菌後の酵素がどうなのか、そこからまた発酵している部分もあるとは思いますが、私は、それこそ新鮮な野菜や果物から酵素を摂ることを心がけています。ノニ酵素という商品もありますので、利用されるのも良いと思います。
 
 
このビンのスタイルも大好きなんだ・・・