脱アトピー生活

ストレスと心

これを言うと、それまで熱心に聞いてくださってたお客様でも突然「うんっ?!」みたいな感じで眉をひそめられたりするのですが、みなさん、心の問題を軽く見てはいけません。

ストレスによる活性酸素が細胞を傷つけることが分かってきて、ストレスと病気の関係についてもいろいろと注意されだしましたが、まだまだ別物と思ってらっしゃる方の方が多いと思います。

輪屋には、アトピーを中心とした肌トラブルのお客様が多く来られますが、他にも病院で乳がんや子宮ガンと診断された方もいらっしゃいます。「ガンだとわかったので、どんなものを食べたらいいのか教えて欲しい」とか、「ガンに良さそうな健康補助食品を教えて欲しい」と言われるので、私の知っていることをお話ししたりします。そんな時いつも最後に「お医者さんに言われたからではなく、あなたが本当はこれじゃないかと思ってるアトピーor病気の原因て何ですか?」と聞くと、「原因は主人とのことです。」とか、「親子関係です。」と心の問題を原因だとおっしゃる方がいらっしゃいます。

しかも、ガンなどの深刻な問題になればなるほどそう答えられる方が多いので、病気をきっかけにみなさんご自分のことを真剣に考えられるんだと思います。

 

かくいう私もその一人で、あまりにも長いアトピー生活の果てにアドバイスを求めに行ったのは病院ではなく、不思議な力をもつおじさんのところでした。

私は昔から、ネットワーク商法や宗教に異常なほど勧誘されるタチで、人付き合いもいいため、結構いろんなところに顔を出したのですが、ヒーラーとか占いとか、宗教家とか、嘘くさい人が多く、というより、本物らしい人って滅多にいないので、最初は「あなたは本物かしら?」くらいの猜疑心いっぱいの雰囲気で行ったのですが、2回目に行った時にビックリするようなことが自分の内面で起こり、「このおやじ、ただものじゃないな。」と確信しました。

そのビックリするようなこととは、おじさんの誘導で呼吸をしつつ、頭に浮かんだイメージとか光景に集中すると、まるで退行催眠を受けているかのように過去の事を鮮明に思い出すというか、まぶたの裏に見るんです。ビックリしたのは私が口に出してない私のまぶたの裏の光景をそのおじさんも見てるかのように、「そっちじゃない」とか「あっちだ」とか言うんです。別々の人間が一人の人間の頭の中の光景を共有するなんて、これはちょっと尋常ではないと、ヒーリング効果かワンワン泣きながら頭の片隅でビックリしていました。その時、酸化還元電位の低いお風呂に入って全身の炎症が治まりつつあったのに、しつこくしつこく残っていた右のひじの内側の炎症部分からシューシューと何かが抜けていき、その日を境に赤みとかゆみがひいて今ではすべすべお肌になっています。その時、抜けていったものを証明することは出来ませんが、ハッキリとした何かでした。表現するとしたら“怒りと悲しみ”になるのですが、「えーなんか怪しい」 と思われても仕方のない体験でした。

 

ここまで非現実っぽい体験は必要ないと思いますが、皆さんにも少なからず心と体のつながりを感じた体験ってあるのではないでしょうか。例えば、学校や仕事に行く朝は体がしんどくてとても起き上がれないのに、休みの日には逆にスッキリといつもより早く目が覚めたり・・・。アトピーが辛くて会社を辞めたら、他には何もしてないのによくなったというのもよく聞く話です。

でも、“ストレスによる活性酸素が細胞を傷つけてガンやアトピーなど諸々の病気の原因になる”って具体的にはどういうことで、だったらどうしたらいいんだろう・・・と思っていたら、やっとその辺りのメカニズムを分かりやすく教えてくださる先生たちを発見しました。一時期本屋さんで平積みされてたりしたので、ご存知の方も多いと思いますが、“福田=安保理論”を発見された福田稔先生と安保徹先生です。

<参考文献>

  • 福田稔(著)「実践免疫革命爪もみ療法」
  • 安保徹(著)「未来免疫学」
  • 安保徹(著)「絵でわかる免疫」

この3冊の中だと、私のお勧めは福田先生の「実践免疫革命」で、この本はガンの方やリウマチの方なども是非読まれるといいかもしれません。
その3冊の本からアトピーに関する部分を要約してご紹介したいと思います。

「リンパ球人間」がアレルギー体質になる

私たちの体は“白血球”という免疫細胞に守られていて、風邪をひいて治りかけたときの黄色の鼻水や、炎症が起こったときに出る膿などは、ウイルスと戦って死んでいった白血球の死骸だというのは、皆さんもすでにご存知だと思います。その白血球を細かく見てみると、基本のマクロファージの他に、“顆粒球”と “リンパ球”という白血球の進化型が存在しています。
“顆粒球”は主に細菌処理を受け持ち、“リンパ球”は主に抗体を利用した免疫反応によってウイルスなどの処理を受け持っています。
“顆粒球”と“リンパ球”は自律神経系によって支配されていて、それぞれ、顆粒球=交感神経、リンパ球=副交感神経の支配の下に調節されています。
分かりやすく表現すると、日中、活動的で攻撃的で、仕事しているときには交感神経が優位になり、夜、家でテレビをみているときとか眠りにつくときなど、落ち着いた状態のときに副交感神経が優位になります。

人の生活に昼と夜がキチンと両方あるように、交感神経も副交感神経もどちらがいいとか悪いとかではなく、両方のバランスがとれていることが一番大切です。
福田=安保理論では、アトピー性皮膚炎や花粉症、気管支喘息、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎などが発症する下地として、「日ごろから副交感神経が優位で、血液中のリンパ球の割合が多い人が“アレルギーを起こしやすい体質”」とされています。
アレルギーになりやすい体質を作る原因としては、

過保護

甘い物の食べすぎ

運動不足

肥満

大気汚染

化学物質の吸入

農薬や添加物などの食物汚染

炭酸飲料

などがあげられ、幼児から小児期は、離乳食を早く与えすぎることによって、腸の機能が十分に完成しないうちに異種抗原にさらされアレルギー体質が形成されることが原因だと別の先生によっても指摘されています。

しかし、ここからが面白いな~と思ったのですが、アレルギーはリンパ球が多いから発症するわけではなく、「リンパ球の多い、副交感神経が優位な人に交感神経が強烈に優位にならざるを得ないような物理的ストレス(アレルゲン)や精神的ストレスが加わったときに発症する」のだそうです。
私の場合にあてはめて考えてみると、過保護の母に育てられ、家族全員甘いもの好きで、大気の汚れた都会で育ち、学生時代でも体育の授業以外で体を動かすこともなく、社会に出てから歩くのは通勤のみ、という完璧に副交感神経が優位になりそうな生活をしていたところへ、“社会人としての責任”なんて私にとっては超ド級のストレスを抱えたときにアトピーがスタートしました。

 

アレルゲン(抗原)が体内に入ってくると、私たちの体はこれを希釈したり、体外に排出しようとして血流を増加させたり発疹をつくったりします。その際に下痢やかゆみ、発熱が症状としても現れるのがアトピーや気管支喘息などのアレルギー症状です。これと同じように、私たちの体は精神的なストレスや身体的なストレスを感じたときも、何とか体から排泄しようと体が排泄モードに切り替わります。
とっても身近な例で言うと、上司から怒られたり、試験の前などの極度の緊張を感じたときなどに下痢をしてしまったり、自分の想像力を超えるようなグロテスクなものや不安定な設定の映画をみたときに、胸がムカムカして吐きそうになってしまったり・・・。これらも精神的な原因が体に症状として現われた結果と言えます。
私は、お客様に私のお店では販売していないもの、例えば“焼肉のたれ”とか、夏に“ほうれん草”とか、冬に“アイスクリーム”などを「ないの?」と聞かれると「すみません、今無いんです・・・」と謝るときに一気にかゆみが襲ってきていました。全然かゆみを感じていなかったときでも、一気にかゆくなるので、 ずっと何でだろうと不思議だったのですが、私の体がストレスを排除しようとした結果にかゆみを感じるヒスタミンが放出されていたからだったんですね。
そう考えてみると、皆さんの中にも、「あ~あの時のあれが引き金か~」と思い当たることが出てくるんではないでしょうか。実際に最初はお肌のご相談で来られた方の中でも、途中からは人生相談のようになっていることが多く、話すだけ話したら「じゃー!」なんて明るい顔で帰っていかれる方もいらっしゃいます。

 

自律神経を整えて、交感神経と副交感神経のバランスを取り戻すことは、アトピーを治すためだけでなく、健康にも幸せにもとても大切なことです。
自律神経を整える近道は、朝に体を動かすことと、笑うことです。最近はフィットネスやジムが流行っていて、みなさん会社の帰りに運動しに行かれているようですが、「副交感神経が優位にならなければいけない時間帯が一日の内で一番活動量が多い」のは、やはり長い目でみるとバランスを崩してしまう原因になりかねません。私たちアトピーの人は、バランスがもともと崩れてしまっているのですから、これ以上崩さないように夜に過剰な活動は避け、それよりも朝型人間になれるよう、努力した方がいいかもしれません。
ちなみに私は典型的な「宵っ張りの朝寝坊」で夜は何時になっても眠くならないけど、一度寝ると16時間でも平気で寝ている人間でした。朝の9時なんて私には夜明け前のように感じられていて、待ち合わせはどんなに早くても11時が限界だったのです が、今は生活を改め朝5時半に起きて夜10時半には寝ています。しかも、朝5時半も起きたくて起きる、夜10時半は眠くて仕方ないという体になりました。 人間て何歳からでも習慣を変えられるんですねー。

 

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りんや

健康なカラダは作れる・敏感肌、アレルギー体質ケアの輪屋

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